leizenyasumiのブログ

時折自分の書いた詩とか、随筆とか、考えとかアップロードするブログなのです!

随想

 三月二日。珍しかったろう。登山は、かなり楽しかった。ただ海抜352メートルの山を登ったけれども、いかにも楽しかった。のぼってる間、自分はこれからの旅のことをなんとなく想像しはじめた。大体の旅先でも決めたし、自分は頭の中では、すでに旅たつとき自分とともだちの姿を想像し始めた。いかにも考えすぎだろう。七月か八月、私は、旅をできるか?できたらどれほど長かった?長い旅だったら私は耐えるのか?それからともだちはついてこれるのか?そもそも本当に実現できるのか?私は……想像しか上手でないではないか?
 明日、また一日が稲妻のように飛んでいく、あさってはまた元の日々の続く、それからまた雨…人には、連続の晴れのとき雨の降ることは想像できるが、連続な雨の日では、晴れた日々を偲ぶことはできない。けさ、小鳥の囀りで、自分は目をさめた。春になって、再び晴れたの日、自分は如何にも落ち着いたまゝ続けて寝ることはできなかった。けれど、その「春」っていうことの到来でも、自分は実はやく二週間前あの連続の晴れた二十度でも超えた日々の暇な午後で一人で本を読むときそう気づいたことだろう。
 春っていうものは、いつも晴れ、囀り、空気の中の暖かい感触と繋がってるのだ。少なくともその到来は、ね。